新外国人投手としてドビーダス・ネバラスカス投手との契約が合意に至りました。
今回はドビーダス・ネヴァラウスカス投手のこれまでのキャリアについて話を進めていきます。
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ドビーダス・ネバラスカス投手と契約合意
11月16日にドビーダス・ネバラスカス投手との契約が発表されました。
マスコミ各社に向けて発表された契約状況は以下の通りです。
- Dovydas Neverauskas
- 1993年1月14日
- 190cm、102kg
- 右投げ・右打ち
- 契約金 2600万円
- 年俸 6600万円
- 背番号 99
日本のマスコミに対し、広報を通じて以下のようにコメントもしています。
「この球団の一員になれること、そしてこの新しい経験や機会にとても興奮しています。目標は常に全てに勝ち、チームを勝利に導けると願っています。2020年シーズンはファンの目の前でプレーすることが出来なかったので、広島のファンのみなさまの応援が待ち遠しいです。」
~広島東洋カープ (現在削除)
追記 : 2021年4月26日に入団会見が行われました。
ネバラスカス「熱狂的なファンにエキサイティング」 一問一答 https://t.co/zCXDp9l49J #carp
— 中国新聞 (@ChugokuShimbun) April 26, 2021
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① アメリカでのキャリア
まずはアメリカでのキャリアを振り返っていきます。
概要 | |
---|---|
2009年 | 16歳でピッツバーグ・パイレーツと契約 |
2017年 | 4/24にMLBに初昇格し、8/6に初勝利 |
2020年 | 11月3日にピッツバーグ・パイレーツがリリース |
この年以降は毎年MLBで登板を果たすも目立った成績はありません。
4シーズンのMLBでのプレーも2018年の25試合が最多登板となりました。
② リトアニア出身の選手で初のメジャーリーガー
ドビーダス・ネバラスカス投手は2009年にイタリアで開催されたMLBアカデミーに参加。
ヨーロッパ・中東・アフリカから300名以上の選手が参加し、MLBスカウトの目に止まりました。
同年に16歳でMLBのピッツバーグ・パイレーツと7年間の契約。
その契約によりリトアニア出身の選手で初のメジャーリーガー誕生となりました。
[ 2016年 ]
[ リトアニア時代の映像 ]

2017年4月24日にリトアニア出身の選手で初のメジャーデビュー。
同年8月6日にはリトアニア出身初のメジャー勝利もあげています。
[ メジャーリーグでの初奪三振 ]

[ メジャーリーグ初勝利の登板 ]

② メジャーリーグでの成績
続いて、2020年のシーズン成績を振り返ります。
上段がマイナー成績、下段がメジャー成績になります。
概要 | |
---|---|
2020年 MINOR | 中止 |
2020年 MLB | 17試合(19回) 0勝3敗 7.11 |
次にMLBでの通算成績は以下の通りとなります。
概要 | |
---|---|
MINOR通算 | 259試合(535回2/3) 27勝33敗28H37S 4.00 |
MLB通算 | 76試合(80回2/3) 1勝4敗5H 6.81 |
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投手キャリアの多くは「リリーフ登板」
プロ入りした2010年からの年間登板数をみていきます。
メジャーとマイナー通算259試合の登板のうち、先発したのは58試合でした。
2012年から2014年の間は主に先発の役割を果たし、2016年はリリーフに専念。
特に2016年以降は毎年リリーフで40試合以上の登板数を記録しています。
ただ、2014年には先発で123回2/3に登板した実績も。
現在の所、カープではクリス・ジョンソン投手が抜けた先発起用の予定です。
最近5年は救援登板しかないが、2014年には1Aで26試合に先発。カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークと球種も豊富で球団は先発での起用を想定する。
① 球種や投球タイプは?
球種をみていくと、主に投げているのは3種類。
4シームとカーブとカットボールで、4シームが5割程度を占めます。
ただ、データ上では特筆する球種がなかった点が気になるところです。
特にMLBでは4シームが通用していません。
日本では何の球種を軸に勝負していくのか課題となってきます。
※ カープの公式発表とは球種が異なるようです。
マイナーのみでみると2017年以降は比較的三振も多く取れています。
ただ、MLBでは思ったように三振が取れていないのも事実です。
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今回のまとめ
今回はドビーダス・ネバラスカス投手の話を中心に進めてきました。
正直、アメリカでのプロ野球選手としてのキャリアは乏しいのが現実です。
2020年でクリス・ジョンソン投手の退団が決まりました。
そのため、先発登板は多くはないですが、カープでは先発起用の予定です。
ただ、リリーフとしての適性もあるので登板次第といったところでしょう。
シーズン終了時にはリリーフでフル回転している可能性も考えられます。
外国人投手に苦労した2020年のカープ。
先発かリリーフか定かではないですがフル回転の活躍を期待しています。
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