【 プロ野球選手が海外プロリーグへ 】世界各国で選手を続ける元プロ野球選手たちの現実

JEY(ジェイ)

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戦力外通告により海外のリーグに挑戦する選手がいます。
今回は海外のリーグに挑戦した選手と最近の傾向をお伝えします。

 

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当記事は以下の記事の詳細ページとなります。

 

2022年に海外リーグでプレーするのは選手は4人

 

現時点で2022年に海外リーグで現役を継続する選手は5人です。
中村勝投手がNPB復帰を果たしましたが、2022年は新たに5選手が所属となりました。

① 2022年は5選手が新たに所属

 

2022年は例年より多い5選手が新たに海外リーグに所属となりました。
ただ、高木勇人投手は3度目の挑戦ですが、初めてフルシーズンに挑みます。

  • 高木勇人投手 ベラクルス・イーグルス (メキシコ)
  • 乙坂智選手 レッド・デビルズ (メキシコ)
  • 小川龍也投手 モンテレイ・サルタンズ (メキシコ)
  • 風張蓮投手 ケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムス (アメリカ独立)
  • 陽岱鋼選手 レイクカントリー・ドックハウンズ (アメリカ独立)

 

② 海外挑戦からNPB復帰を果たした中村勝投手

 

中村勝投手は2020年9月から2021年2月までブリスベン・バンディッツに所属。

ブリスベン・バンディッツでの投球

youtube動画
参照 : Masaru Nakamura baffles the Giants / Baseball com au 【公式】

  • 6試合(20回2/3) 1勝3敗 5.66 WHIP 1.742

 

5月からはメキシカンリーグのグアダラハラ・マリアチッスへ移籍しています。
日本ハム時代に同僚のルイス・メンドーサ投手がGMを務めており決定しました。

グアダラハラ・マリアチッスでの投球

youtube動画
参照 : Masaru Nakamura es el Pitcher del Año 2021 en la LMB / LMB 【公式】

 

先発としてフル回転の活躍をみせ、最多勝と最高勝率を獲得
被打率も.212と抑え込み、メキシコリーグ1年目で才能をフルに発揮しました。

  • 9試合(52回2/3) 8勝0敗 3.25 WHIP 1.101

 

2022年2月18日 追記

2022年2月18日にオリックスの春季キャンプにテスト生参加することが発表されました。

youtube動画
参照 : 中村勝『テスト生としてキャンプ合流』 / PacificLeagueTV 【公式】

 

2022年3月1日 追記

2022年3月1日にオリックスと育成選手として契約となりました。
目標であったNPB復帰を果たし、ここから支配下選手登録を目指します。

 

海外リーグ挑戦の理想と現実

 

海外リーグに挑戦した多くの選手が1年以内に退団しています。
環境や給料面などの影響もあるかも知れませんが現実は厳しいのも現実です。

① 「海外リーグ挑戦」という厳しい現実

 

2019年にオランダリーグに挑戦した吉村裕基選手。
海外挑戦と聞くと派手な印象も受けますが、契約内容は「3ヵ月間で無給」という現実。

のちに当時のことについて以下のようにコメントしています。

今まで、野球のなかで一番いいところでやらせてもらっていた。オランダではケータリングとかも一切ないし、コンビニもないから、ごはんを食べるのに苦労しました。

元ホークス吉村裕基はオランダ→沖縄へ。NPB131本塁打の男が選んだ道 / Sportiva web

 

恵まれた環境でプレーするプロ野球界から一転、アマチュアレベルのプレー環境に。
特にソフトバンクではその変化も大きかったでしょうが、海外ではそういった環境が待っています。

 

② 「人生経験」として挑戦する選手も

 

プロ野球選手としてプレーしたい思いと同時に、人生経験としてチャレンジする選手も。
確かに過去に挑戦した選手のコメントにもそうした印象を受けるものがいくつかありました。

元日本ハムの中村勝投手も以下のようにコメントしていました。

もともと自分の中に、野球以外のいろいろな体験をしてみたいなという気持ちがあったんです。NPBを離れて、初めて自由な時間ができたというか……。“自分のために使える時間”を持つならこのタイミングしかないな、と思いました。

元北海道日本ハム・中村勝投手がブリスベンと2020/21契約!! / ABL Japan

 

社会人を除く多くの選手が学生からプロ野球選手となり野球の世界しか知りません。
プロ野球ともなれば身の回りのことも誰かがしてくれるし、野球に専念する環境が整います。

反面、一般社会の常識を経験することなく社会に出る選手も多いかと思います。
海外リーグを経験することで野球と同時にNPBでは得られない様々な経験を積むこともできます。

また、海外リーグの経験があることで引退後の仕事に繋がる可能性もあるかも知れません。
選手が海外移籍する際に介入する仕事や講演や執筆などの仕事に繋がる可能性も増えてきます。

自分のことを誰も知らない日本語の通じない環境でのプレー。
単純に野球を続けたいという動機とは別に、こうした経験という面でも価値があるのでしょう。

 

③ 2015年以降に海外リーグに挑戦した選手たち

 

以下は2015年以降に海外リーグに挑戦した選手一覧です。
尚、FAやポスティングなど”自主的に退団”した選手は除きます。

2015年以降に海外リーグに挑戦した選手

選手名 所属球団 所属
2015
オフ
中後悠平 ロッテ ダイヤモンドバックス (2016-2018/7)
DeNAベイスターズ (2018/7-2019)
DeNAベイスターズ営業部 (2020-)
藤江均 楽天 ランカスター・バーンストマーズ (2016)
焼肉39ゴリラ経営 (2016/12-)
境シュライクスコーチ (2018-不明)
2017
オフ
菅原祥太 ロッテ プエルトリコ・アイランダーズ (2018)
クラブチーム新波 (2019)
株式会社KH (軟式野球部所属) (2020-)
中島彰吾 ヤクルト デ・フラスコニンフ・ツインズ (2018/2-8)
シドニー・ブルーソックス (2018/8-2018)
印刷会社「丸信」(2019/8-)
久保康友 DeNA ゲーリー・サウスショア・レイルキャッツ (2018/4-5 出場無し)
シュガーランド・スキーターズ (2018/7-)
レオン・ブラボーズ (2019)
兵庫ブレイバーズ (2022-) 独立リーグ移籍
➤ 独立リーグに所属した選手の記事はこちら
2018
オフ
荒波翔 DeNA モンテレイ・サルタンズ (2019-2019/6)
DeNA ベイスターズベースボールスクール コーチ (2019/9-)
神奈川フューチャードリームス コーチ (2020/4-)
テレビ神奈川 野球解説 (2020-)
横山貴明 楽天 ニュージャージー・ジャッカルズ (2019/3-5 ビザが下りず退団)
メキシコシティ・レッドデビルズ (2019/5-6)
福島レッドホープス (コーチ兼) (2019/6-2019)
MLBマイナーリーグ契約待機 (リーグ中止)
高知ファイティングドッグス (2020/8-2020)
福島県南相馬市 原町火力発電所 (2021-)
2019
オフ
高木勇人 西武 ユカタン・ライオンズ (2020 シーズン中止)
神奈川フューチャードリームス (2020/7-12)
ユカタン・ライオンズ (2021-2021/2)
神奈川フューチャードリームス (2021)
ベラクルス・イーグルス (2022-) 現役
中村勝 日本ハム サーファーズ・パラダイス・ベースボールクラブ (2020/3-8)
ブリスベン・バンディッツ (2020/9-2021/2)
グアダラハラ・マリアッチス (2021/2-2021)
オリックス・バファローズ (2022-) NPB復帰
吉村裕基  ソフトバンク デ・フラスコニンフ・ツインズ (2019)
琉球ブルーオーシャンズ (2020)
火の国サラマンダーズ (コーチ兼) (2021)
– 現役希望 –
2020
オフ
広畑塁 巨人 ウィーン・ワンダラーズ (2021)
大分B‐リングス (2022-) 独立リーグ移籍
➤ 独立リーグに所属した選手の記事はこちら
2021
オフ
乙坂智 DeNA レッド・デビルズ (2022-) 現役
小川龍也 西武 モンテレイ・サルタンズ (2022-) 現役
風張蓮 DeNA ケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムス (2022-) 現役
陽岱鋼 巨人 レイクカントリー・ドックハウンズ (2022-) 現役

 

独立リーグから海外リーグに挑戦した選手

選手名 所属球団 所属
2020
オフ
濱矢廣大 DeNA 茨城アストロプラネッツ (2021/2-7)
ベラクルス・イーグルス (2021/11)
ネットゥーノ・ベースボール・シティ (2022-)

 

一般企業転職後に海外リーグに挑戦した選手

 

 

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韓国や台湾でプレーする選手は「消滅」

 

かつては韓国や台湾のアジア圏のプロ野球でプレーする選手もいました。
特に1990年代から2000年代にかけてNPB退団後の受け皿のひとつなっていました。

しかし、近年では南米・豪州・欧州でのプレーを選択する選手が増加。
政治的影響もあるかもしれませんが、現在では台湾・韓国に在籍する選手はいません

韓国プロ野球に入団した最後の選手は2010年の岡本真或投手。
NPB退団直後に韓国でプレーする選手は10年間出てきていません。

 

また、台湾プロ野球も2021年に高野圭佑投手が所属するも1試合の登板で解雇。
2019年の川崎宗則選手以来2年ぶりの所属でしたが活躍できずリーグを去りました。

同時に中国プロ野球連盟に関しては2007年の礒恒之投手が最後。
ここ15年程度は元NPB選手で中国プロ野球連盟に所属した選手はいません。

 

① 挑戦の舞台が「アジアから全世界へ」

 

このように、日本人の海外挑戦の視野も時代とともに変化してきています。
現在の選手が小さな頃からMLBに触れる機会も多かった影響もあるかも知れません。

また、当時よりも現地の受け入れ態勢も整っていることも考えられます。
同時に路線拡大で移動手段も当時と比べて格段に良くなってきたこともあるでしょう。

ここ数年、海外挑戦の斡旋を行うエージェントも増えてきました。
各国でトライアウトが盛んに行われ、日本国内でも開催されることもあります。

アジア圏よりも米国・南米・欧州・豪州を選択するのも必然かも知れません。
選手としてもその方が成功した時に大きな成功をつかむチャンスは格段に高まります。

1990~2000年代と比べて、選手が海外挑戦しやすい環境に変化しています。
様々な背景があり、海外挑戦の幅も広がり、選手にとって良い環境となっています。

 

アスリート専門だからこそのサポート体制

 

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今回のまとめ

 

今回はプロ野球退団後に海外リーグに挑戦する選手について話を進めてきました。
近年ではアジア圏ではなく、米国や欧州や南米などに挑戦する選手が増えてきました。

時代による様々な環境変化により選手の思考も変わりつつあります。
多くの国で選手の受け入れが容易となり、各地でトライアウトも行われています。

選手にとって選択肢が増えることはとても良いことだと思います。
反面、結果が残せずすぐに解雇されるなど、日本とは違った厳しい現実もあります。

多くの選手が1年程度で退団し、帰国または引退するのも実情です。
レベルを落とせば別ですが、多くの場合で成功することはできていません。

NPB退団後に海外に挑戦する選手は今後増えていくと思われます。
それぞれの目的があると思いますが力を出し切って活躍してもらえたらと思います。

 

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